騙されたのは「おばあちゃん」でした 虚偽チラシで起きた家族の悲劇
孫に相談もできず、損をしていた現実に気づいた時にはすでに遅かった

買取額が増える?信じてしまった
80歳になる私の祖母は、新聞折込の「金買取50%アップ!」のチラシを見て、嬉しそうに店舗に出かけました。ところが帰ってきて受け取った額は、近隣の別業者よりも数万円も安かったのです。不思議に思い、詳しく聞いてみると、アップといっても実際には標準価格と何も変わらない内容。それどころか、査定の説明も曖昧で、断る暇すらなかったとのこと。虚偽広告は、こうした情報弱者を狙った巧妙な罠です。人を信じる気持ちを利用する商売が「令和の日本」に存在することが、何よりも悲しい。

「家族に内緒だった」…これが一番怖い
祖母は「自分が間違えたんだ」と責め続けました。でも、間違っていたのは企業のほうです。家族に相談せず、損したことを黙ってしまう高齢者は多いです。だからこそ、私たちが声を上げなければならない。虚偽広告はれっきとした詐欺であり、社会から排除されるべき行為です。お年寄りが安心して過ごせる社会にするため、チラシの裏を見抜き、信頼できる店舗かどうかを見極めてください。そして、疑問があればすぐに相談を。
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